【夏休み二日目】ブサイクのモテ方。晒されることで死ぬ者、それを享受する者。

峰なゆかの「女くどき飯」第3回:冴えないオタクのおっさん(47)と代官山のイタリアンで - みんなのごはん

「ブサイクにはブサイクなりの戦い方がある」
これは、浪人時代に、勉強するという体でいつものようにカフェに集い、いつものように「モテるとはなにか」をブサメン同士でトークし、そこで出た、とりあえずの答え。
先天的に、遺伝的に、持つものと持たざるものが分かれてしまう、それはどうしようもないこと。
誰も責めようがないし、それを受け入れ、前進する他に手立てはない。
じゃあブサメンに何ができるのだろうか。


どこかの誰かが言っていた。
女性はカクテルグラスであるらしい。そのグラスを満たすことが好きに繋がるということだ、と。
そしてそのグラスの容量はそれぞれに違う。
顔というリキュールだけで満杯になっていしまう容器(メンクイ)もあれば、それだけでは全然満ちることのない容器もある。
大抵の場合、何層にもリキュールや割物を重ねて、初めて好きになるという。
だから、ブサイクは違うリキュールで、違う要素で、満たすしかないのだ。
じゃあどうすれば良いのか。
この記事のように、飲食店で女性に優しくするだとか、面白い話をストックしておくだとか、経済力をつけるだとか、イケメンに勝る要素を積み重ねていくしかない。
オタクだろうがなんだろうが、相手を喜ばせるための努力をする。
「若い子を相手にしてるからずるい。気持ち悪い。」とかブコメにあったんだけれど、そんなの全く関係ない。
得意な領域で勝負して勝ってるっていうそれだけなんだよね。
恋愛にずるいもなにもなくて、逆にいえば、いかにずるいことができるか、なんじゃないでしょうかねえ。
惚れさせたもの勝ちなんだと思いますよ…。はあ…(ため息)。

偉そうに恋愛語ってますけど、ブサイクの僕から言わせてもらえば、こんなことできるブサイクはまれですよ。すごいよほんとに。
ブサイクという命題の元に生まれた偏屈の塊みたいなものが、そんな簡単に女性を喜ばせることなんて、なかなかできないんすよ。
コンプレックスを抱いて、屈折して、こじらせて、ヒエラルキーの最下層に追いやられて、また屈折して…。
この繰り返しで、偏屈にならないわけがない。女性に対して器用にできるわけがないんだよねえ。
この記事にあるように、一歩踏み出して、小さな成功体験を積み重ねて、コンプレックスをぶちこわすような自信をつけていくしかないのですね…。
ボーイズ・オン・ザ・ラン』と『モテキ』を見返して、有名なナンパ氏のブログを読み漁ってから誰かにLINEしてみよう…。


理研:笹井芳樹副センター長が研究棟で自殺 現場に遺書 - 毎日新聞

とても重い記事。最悪の結末を迎えてしまったと思う。
自殺に至った理由は、もちろん分からないけれど、ネットやマスコミのおもちゃにされて、叩かれて、それでいて平気でいられる人なんていない。

誰かを晒し者にしてエンターテイメントとしてひとしきり盛り上がって、それでいて、死んだら死んだで、ご冥福をお祈りしますってそんなアホなことない。

とはいっても、同調圧力の強い日本人の気質と、メディアと、絶妙にマッチしているから、しばらくはなくならないのかもしれないなあ。
うーん、なんともいえない。口を開いたところで、軽率な発言しか出てこない気がするのでとりあえずは口をつむぎます。


「やらせ」疑われた“ASKAファン”秋本志保さんを直撃 ネットでの話題に「びっくりしています」 (1/4) - ITmedia ニュース

見出しを読んでまず思ったのは、いやあ、よく直撃できるなあと。
取材までこぎつける情報網がすごいというか、それを受ける秋本さんもすごいというか。この記事には、すさまじい狂気とパワーを感じる…。
ミーハーもここまで極めると、マニアックになるんですね。

上の記事が「晒されることの負の側面」とすると、こっちは晒されることでのメリットというか。それを享受する側もいるんだなあと思った記事。

P.S. 一日坊主は脱したようです。