【夏休み一日目】広報と教育とキモノと。
バイトもなければ、金もない。することもない。
大学三年生(一回目)の暇な夏休みがやってきたので、だからアウトプットをしようという意気込みで、夏休みの間は、読んで気になった記事に、コメントをつけてブログに書いていこうと思います。一日坊主かもしれません。
【一日坊主】
「クックパッドをメジャーに!」のために初代広報担当がやったこと│CAREER HACK
料理レシピサイトは、エンジニアの男性が憧れるサービスではなさそうだし、単純に技術だけでいったら超テックな企業と正面から競合してしまう。でもクックパッドには、「技術を生活の役に立つ形に変えて提供するということで世界一になる」という明確なビジョンがあった。
そんな時、広報として拠り所としたのが「毎日の料理を楽しみにすることで笑顔を増やす」というクックパッドの企業理念でした。
クックパッドの広報が壁に突き当たったときに、思い返すのはクックパッドのビジョン・企業理念だったという。
僕はまだ働いていないし、アルバイトをしていた(いる)会社でも企業理念なんて意識したこともなかったんだけど、それって会社で働いている人がどれほど意識しているものなんだろうか。
「○○を世界一にする」と掲げられて、それが果たしてリアリティのある目標として感じられるのだろうか。
それぞれの目標やビジョンはあれど、会社を世界一にするために働いている人は、実感できるかぎりではいないなあと。憶測でしかいえないし、社会人と真面目に話す機会なんてめったにないのだけど。
この企業がすごいのは、企業理念を体外的なキレイ事として掲げているわけではなく、立ち返る場所として、ちゃんと機能しているところ。
(広報という企業の良さを売り出す立場上、こう語っているのかもしれない…。)
それができるのは、ビジョンが明確で、根付くよう教育され、それが実感できるから。
んで、それができている会社はトップがカリスマで、宗教臭くて嫌悪感を感じてしまうことが多いのだけれど、この記事を読む限り、企業の良さを自分の言葉で語っている分、宗教臭さをあまり感じない。
この自分の言葉で、良さを答えられるというのが、広報の上手さに関わってくるのではないかと感じた記事。
母と重ねる部分が多かった。
「自分より下」のレッテルを貼ると、もうそこからは見下し、愚痴り、尻に敷く。
何かを押し付けて、それが思い通りにならないと、その人の悪いところを流布する。
というような僕の母。もちろん良いところもある。
基本的に人の悪いところを見て、自分を安心させたいんだろうな、と僕がある程度年を重ねてそう思う。
そんな母の影響かはわからないけど、自分も、人の良いところよりも悪いところに目がつくというのは、あるかもしれないなあ。
ただ、そういう親の元で、子供がちゃんとした人間に育たないかと言われると、そうでもない気がする。
中学高校大学と、自分の教育環境を相対化できるようになり、どのような親かが徐々にわかってくるようになると、もちろん反発する。それが反抗期だ。
毎日毎日強く反発すると、どうにか折り合いを付けなきゃいけないと、こちらに擦り寄って来るときがあって、そうなると、「自分より下」というレッテル剥がれてくる。
少なくとも兄の場合はそうだったし、僕は親との付き合いにある程度諦めてしまって、東京に逃げ、反面教師として育ってきた部分が多い。
一定の距離感を保つというのが僕の中で今できる最善の策だと思っている。
これが付き合い方として、寂しいといわれるかもしれないけど、もちろん尊敬している部分もあるし、愛情もある。せめぎ合って、寄り添って、上手いことやっていくしかない。
子が親から逃れられないように、親も子から逃れられないのだから。
東京を創訳する 第7回『キモノの謎』 - Time Out Tokyo (タイムアウト東京)
「大安」「仏滅」という曜日が成り立っている原理を知らないけれど、結婚式の日程取りで、なんとなくその原理に従うのがほとんどというのは、日本人っぽいなあと。
かつては大きな産業であったキモノ業界も、いまでは、この成人式を迎えた娘のために親がキモノを買うことが、最大の販売機会となっている。
なんとなく成人式ではキモノを着るし、なんとなく結婚式はウェディングドレスを着るし、なんとなく葬式は仏教だし、日本は「なんとなく」が多い国だと思う。
僕らが従っている「なんとなく」に、外国人観光客を想定して「なぜ?」を突きつけて、文化人類学者が答えていて、面白かった。