9/5 まだ生きている。
9/5 チェンマイ一日目
カオサンからバスで揺られること12時間でチェンマイに到着。
バスから降り荷物を確認してみると、3万円相当入っていた財布がないことに気づく。
財布を出したのは休憩で寄ったコンビニぐらいなので、そこで落としたかまたはスられたか。
不幸中の幸い、財布を2つに分散していたのでまだ3万円は残っているが、まだ旅の序盤、この3万円で17日を過ごすのはちと厳しい。
血眼でお金を手に入れる方法を調べてみると、国際キャッシュカードもキャッシング可能なクレジットカードもトラベラーズチェックも持っていない僕が可能なものが、日本にいる知人に送金してもらう以外になく、家族にメールしてウエスタンユニオン経由で送金してもらうこととなった。
為替証書を郵便送金してもらうという手もあったが、日本から出して4~6日ほどかかる上に、正確に届くかどうか保証ができないという点で、ウエスタンユニオンでの送金がベストだと思われる。
この旅用に楽天でマスターカードを作ったのだが、よくよく調べてみるとキャッシング枠が0円になっていて、大きな支払い以外にはまるで役に立たないので、カードを作る際はいざという時のためにキャッシング可能なカードを作った方がよい。
よく旅する人は国際キャッシュカードはマスト。大きな額を持ち歩かずに済む。
作っておけばよかったと20回ぐらい後悔した。
旅の話に戻る。
チェンマイ行きのバスで日本人2人、韓国人1人と知り合う。
チェンマイに日本人が経営していて、100Bで泊まれるゲストハウスがあるという情報をnat2の日本人に教えて頂いたので、皆でそこに泊まることに。
【チェンマイのゲストハウスSLOWHOUSE】
夕方頃、トレッキングの予約をした後に遺跡を見に行くというので、僕は一人でチェンマイの街を散策することに。
バイクを借り、2時間ほど走りまわる。
しかし、バンコクもチェンマイも、道路がめちゃくちゃだ。そして空気が悪い。
最近取締まりが厳しくなってきたとはいえバイクなんてまだ半分ぐらいノーヘルだし、2人乗りならまだしも、3人乗りとかザラにいる。車間距離なんてないようなものだし、雨が降ってきたら傘をさして運転しているし、おそらく事故らなければなんでも良しという考えなんだと思う。
そんなことを考えながら砂利道をUターンをしたら思いっ切り転ける。
バイクから身を投げ出され、気づいたら後ろからクラクションの音が聞こえていた。即バイクを起こしわきへ寄る。
下をみたら足から血がだらだら出てるし、手も真っ黒だしで、一瞬何が起きたか分からなかった。
でもそこに確かに楽しさを感じた。
この旅のプランはほぼ相方に任せっきりだったので、自分一人で能動的に行動するということが少なかったのだが、バイクを借りて一人で走り回ることを自ら選んだ。もちろん道路状況もまったく違う異国の地で運転することはそれなりリスクを伴う。
宿に戻りツイートをしたこの一言に尽きると思う。
リスクと隣合わせなんて楽しいに決まってる。
— たいやきさん (@taiyaki555) 9月 5, 2012
ちなみにこっちのバイクのタイヤは細い。後にバイクで転んだという日本人に出会ったときはシンパシーを感じた。
【手】
遺跡を見に行ってたみんなはナイトバザールに行ってたようだ。
夜は京都の大学生や脱サラして旅をしてるという方や、宿で働いている勇希さんと話す。
ゲストハウスは地球の歩き方に書いてあるような日本人の多いところを回っているので、多くの日本人と交流する機会があるのだが、勇希さんとの出会いは特別だった。
彼がゆっくり発する言葉には自分の気持ちに気付かされるかのようにハッとさせられ、僕の心が見透かされているかのようだった。
「チェンマイに刺激なんてないし、現地の人たちはそういうものを求めていない。僕達は刺激を求めすぎている。日本にいたころは電車に揺られて学校へ行き、バイトをし、そういう平凡な生活を逃げ出すように夜はクラブへ行ったりする。自分が最初に日本を出たときは今思えばそういうものに疲れ、都会を抜け出したかったのかもしれない。」そう語っていた。
【勇希さん】
財布を失くし、バイクで転ぶという最悪の一日だったが、最後の最後に救われた気がした。
【今日のにゃんこ】
P.S ネットで送金方法をググるとパスポート送金という便利なものが出てきますが、そのサービスはもう終了しているそうです。あと絶対的に日記が追いつきません。
9/4 まだ生きている。
9/4 バンコク3日目
朝飯は10Bラーメン。
【日本円にして約25円。】
象に乗りたいという相方の意向でチェンマイ行きを決意し、カオサン近くで日本人が経営している旅行代理店「サワディーアンコールツアー」で当日夜のバスを手配。450B(約1132円)。
バス時間まで暇なのでぶらっと散歩がてらワット・ポーへ。
ワット・ポーに向かう途中で地図を広げてたら昨日と同じようにトゥクトゥクのおっさんが話しかけてきて、「君みたいなサンダルじゃワット・ポーは入れないよ」とか言ってきたので、チャオプラヤ川に放り込んでおいた。
ワット・ポー。
【寝ブッダ】
【乳首ブッダ】
【おしりブッダ】
【スコールの雨宿り中に地元のおっさんと交流】
【ザブングル】
ワット・ポーの中で迷い込んで入った場所に、巨大なブッダがいて、そこはバンコクとは思えないぐらいに静かで、重々しく、荘厳という言葉がここまでふさわしい場所は他にないなと思った。目を閉じて、瞑想をしていると自然と涙が出てきた。
僕は思想的にはどこの宗教にも属していないのだけれども、神というものがこの世には存在するかもしれないとその日初めて本気で思った。
【何かを見透かされているそんな感じ】
カオサンへ帰る途中でふと感じたことがあって、それを言葉にするのは難しいのだけれども、海外に来ている実感がないということ。いや違う。想像していた通りのタイで
、予想通りすぎて刺激的じゃないというか。
人も言語も空気も物価も宗教も、道路状況だって日本と違うのだけれど、海外じゃない。
でもここが日本かと言われたら日本でもない。そんな不思議な感覚に陥っています。
だからバンコクより田舎のチェンマイへいくのは楽しみ。
【今日のにゃんこ】
P.S 日記が追いつきません。
9/3 まだ生きている。
バンコク2日目
特に予定も決めていなかったので、ふらふら近くの観光スポット巡りへ。
露天でドラゴンフルーツとりんごをミックスしたフルーツジュースを買ったんだけど、これが鬼おいしかった。
【背景をぼかせば大抵の人は素敵な写真だねと大変温かみのある薄い言葉をかけてくれます】
ワット・ポーへ行くために地図を見ていると、お兄さんに声をかけられしばし話す。
「どこいくの?」
「ワット・ポー」
「ああ、それならそこだよ。ってウハッwwwwww今日月曜日じゃんww休みなんだけどwwwwwwww明日行きなよwww」
「まじで?どうするかなあ」
「オススメスポット教えてあげるよ!地図出して!」
「ありがとう!(地図を出す)」
「ここと、ここと、あとこのT.I.Tってとこで旅の情報ゲットできてチケット安いからまじオヌヌメ!そこのトゥクトゥク(タイのタクシーバイク)が安くて、一人10Bで全部行ってくれるから乗ってみ!」
「すごいねそれ!ありがとう!」
「よい旅を!」
トゥクトゥクの近くへ行くと、おじさんが声を掛けてくる。
「どこ行きたいの?一人10Bでいいから乗りなよ!」
「こことか(地図を見せる)」
「おk。さあ乗って乗って!」
ワットインドラヴィハーン。
【ペラい大仏】
ローハ・プラサート。
【モノクロ写真のずるさ】
建物の近くをうろうろしていると、おっさんが話しかけてきた。
「へーいジャパニーズ!トウキョー?オオサカ?」
「トーキョー!」
「うちの子もあなたたちと同じぐらいの年で、つい話しかけちゃったwww」
「まじかw」
「旅の予定はどんなかんじなの?」
「んーラオス行ってーカンボジア行くかなー」
「旅のチケット安く売ってるとこ知ってるぜ。うちの子もよく買ってる。T.I.Tってとこ。」
「ああ。さっきも言われたよそれ。」
「そそ。いいところなんだよね。」
「教えてくれてありがとう!そんじゃ。」
【タイ人みんな優しい】
タイ人はいい人が多いなあと思いながらいざローハ・プラサートへ入る。
階段を登り周りを見渡すと、前を見ても左を見ても右を見ても同じものが見えるというシンメトリーな構造になっている。まるで平安京みたいだ。
【シンメトリーブッダ】
【ローハ・プラサートのてっぺんから見た都会。バンコクは空気が悪うござんす。】
【今日のにゃんこ】
トゥクトゥクに乗り込む。次に連れて行ってもらったのは、お待ちかねのT.I.Tだ。
英語に堪能なお兄さんが聞いてくる。
「旅のプランはどんな感じなの?」
僕達がアバウトに旅のプランを話すとどういう手段で、どういうルートで行くべきかを教えてくれる。
「どこまでチケットを手配しようか」
「じゃあラオスに入るまでで。」
「うん。じゃあそうすると7500Bだね。」
高い。自分たちは相場を知らないからなんとも言えないのだけれども、どうしようかとゼルダと話しているときに「高い」という言葉を日本語で口に出したとたん、「高い!?こっちは安くしてるんだけど(怒)」とキレられた。日本語わかるんかい。
宿に帰って旅慣れしてる人に聞いてみようということで、その場を逃げた。
トゥクトゥクに戻り、乗り込んだら目的地も言わずに発進した。どこに向かうのか聞いても、よくわからないことを言ってぼかされた。
しばらく乗っていると別なT.I.Tにたどり着いた。怖い。
そして、店員が言う。
「こういうプランで行けば、8000Bかなあ」
ここでやっと気づいた。一番最初にオススメスポットを教えてくれたお兄さんも、トゥクトゥクおっさんも、ローハ・プラサートで話しかけてきたおっさんもみんな観光客を食い物にして、T.I.Tという法外なチケットを売りつけてくる旅行代理店のグルだ。ちなみにワット・ポーが休みというのも嘘。よく考えればワットインドラヴィハーンもローハ・プラサートも観光客は少なく、皆トゥクトゥクに連れて来られてた人だったかもしれない。
2回目のT.I.Tを逃げるようにして出て、トゥクトゥクに乗る。
「カオサンまで戻ってくれ。」
「でももうガソリンがないだよねー。ちょっと5分ばかり待っててもらえる?」
「うーん。わかった。」
【何かたくらんでいる顔】
しばらく走らせて、ガソリンスタンドに行くのかと思いきや、止まったところはなんと3回目のT.I.Tだった。二度ある事は三度あるわけねーだろ。
「もうT.I.Tはいいからカオサンまで戻れや。」
嫌な顔をされる。T.I.Tの店員もそうだったんだけど、騙そうとしてくるタイ人を断ると露骨に嫌な顔をされる。
カオサンまで戻り金を払いトゥクトゥクを降りる。ここまで3時間。タイの怖さを垣間見た気がする。
この手口は地球の歩き方にも書いてある超オーソドックスなもので、他にもスーツ屋を巡らされるものや真珠工場に連れて行かれて買わされるものもあるらしい。
僕らはトゥクトゥクに10Bずつ払っただけで、2つの観光地に行けたし(これは地球の歩き方にも乗っている観光地)、チケットを買わずに旅の情報も仕入れることができたので何も損はなかったのだけれども、この手口に引っかかり、チケットを買わされている観光客なんてゴマンといる。実際ここ(http://www.startthailand.com/thaiinfo02/index.html)の被害報告をみるとそれを実感する。
曖昧な態度をとっているといつか痛い目に合う。右手の甲を相手に向けて中指を一本突きつけあがれ。
9/2 東南アジアの旅一日目(タイ、バンコク)
9/2
成田を18:30に出て23:30に着
ゲストハウスが密集するカオサンまで行くバスを探しウロウロしていたらVan taxiの二人組に乗って行きなよと声を掛けられる。
絶対ぼられるやつだから笑顔でオールシカト。俺たちできる子。
ところが空港のオフィシャルっぽいお姉さんが介入してきて、「つーかバスの時間もう終わってるよ。タクシーなら一人400Bかかるけど、これに乗ったら一人150Bでいいみたい。私も近くまで乗って行くから大丈夫だよ。全然安全。うん、全然安全。」的なことを言ってきた。
怪しい。実は全員グルで、車に乗ってる途中で「飲みいこうよ」とか言われてはっきり断れず付いていったら賭博場でしたはい日本人乙。っていう世界の歩き方で見た投稿がこの問題チャレンジで見たことある!ばりに思い出されたのだけれども、一緒に旅をしているゼルダ(@ikunchu )が「乗ろう」と決断し、そのVanに乗り込むことに。この度胸の強さ俺より絶対ビックなチンコがついてる。
Vanは8人乗りぐらいのvanなのに地元民12人ぐらいを乗せて発進。
地元民からは5か10Bを集めていて、俺らは見事にスルー。そして10分ぐらいのところでオフィシャルお姉さん以外の地元民全員降車。いよいよガクブル。初海外で現地に着いてもう身ぐるみ剥がされるのか…と覚悟を決めていたら、どうやらオフィシャルお姉さんの話は本当だったみたいで150Bぽっきりしか掛からずにカオサンで降ろしてくれた。
地球の歩き方なんかでバッチリ予習して「海外のやつらは日本人をカモにしている」というイメージを勝手に決めつけてしまっていたのかもしれない。悪い人ばかりではない。とりあえずタイの国民全員にジャパニーズ土下座をみせてあげたい。
【プミポン国王もにっこり】
カオサンに到着して、まずはワールドコーヒーに入りwifiをゲットし情報収集。
『nat2』というゲストハウスが日本人ばっかりで交流できる。という情報を入手し、nat2へ。
二人入れる部屋(エアコン、ファン付き)を500Bで借り、ひとまず胸をなでおろす。部屋に行く途中で間違えて違う部屋を開けてしまい、パンツ一丁のアラブ系の人に遭遇して最高に気まずかった。あれほどまでに「oh…」という言葉がしっくりくるシチュエーションはない。
ロビーに行ったら本当に日本人ばっかりで、旅に関する情報をなにからなにまで教えて頂き、ビリヤードも共にしてくれて、これほど日本人に感謝したことはない。ありがとう。ありがとう。
P.S Vanのことをnat2の日本の方に聞いたらやはり僕達は運が良かったみたい。夜遅く空港に着いたら空港で朝まで待つか、道を走っているタクシーを捕まえた方が良い。
タクシー150B
宿泊250B
パッタイ25B
コーヒー80B
水15B
ビリヤード20B
タバコ 90B
Total 540B
残金 2690B/3220B
おかんのまんこから出てきて21年が経ちました。
おめでとう俺。
実行の年。
もやもや、ぷかぷか
忙しない毎日に身をゆだねるのは簡単で、ただ流されて、流されて。振り返ればそこにあるはずの足跡はついていなかった。
東京に来てもう1年半、自分の弱さにひたすらうんざりした。欲深くて、ズボラで、醜い。
百数十万の授業料は、自分で稼ぐこともできない何百万もの生活費は、たった20そこらの単位と酒とタバコ、そんなものを買うためにあったんじゃない。
類は友を呼んで、気づけば周りは寂しがり屋たちがそれを満たそうと必死になってる。くだらない、くだらねえよ。
寂しさっていう自分の隅っこにあった感情にある時気がついてしまうと、それに取り憑かれるかのように人は誰かを求めてしまう。一時的な充足なんて何もないのはわかってるくせに。満たされたつもりになればなるほど深みにハマってしまうのに。
どうすることのできないその呪縛を、その暗闇をなんとか抜け出したい。なんとか手を差し伸べて引きずり出してやりたい。
ああ、つまんらない感情に踊らされてる自分にうんざりするよ。畜生。
第一話、オカンの処女膜の行方。
やよちゃんのブログ(http://nothing-of-you.blogspot.com/)、素敵なんだ。
まず、情緒のある写真と文才にどんどん引き込まれてく。と同時に、何かに対して必死に悩んで、自分自信と向き合い、戦っている彼女の姿がそこにはあって、ものすごく焦る。画面の文字に「お前はなにもできてねえじゃねえかチンカス。」と言われているような気分になる。
俺は決めたんだ、頑張る。わかんないけど何かを頑張る。
ってなわけでやよちゃんみたいに情緒のある写真も撮れないし文才もないけど、そして見てる人なんて誰もいないだろうけど、なんとなしにブログ初めてみました。
やーまんといいます。好きなものはカレーと女の子で、主に「福神漬をこの世から消す」というカレー界ではヤクザにあたるそっち系の仕事をしています。